スペインでパエリアを食すことの難しさについて

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やはりスペイン料理と言えば、真っ先にパエリアが思い浮かぶ。

せっかくスペインに赴くならば、本場の味を飽きるくらいに堪能しておきたいところ。

という訳で滞在中は毎日パエリアを食べるという目標を立てたものの…

 

スペインでパエリアを食べるのは想像以上に難しかった。

下記にどうして難しいのかを書いてみる。

 

①スペイン人はそこまでパエリアを食べない

スペイン人は昼夜問わず毎日パエリアを食べているという勝手なイメージを持っていたけれど、実際は全然そんなことなかった。

スペイン料理のお店だからといって必ずパエリアがあるという訳ではなく、むしろ置いていないお店の方が多いという印象。

特にセビリアグラナダといったアンダルシア地方はこの傾向が強くて、全くパエリアにありつくことができなかった。

まあ、よくよく考えてみると日本人だって毎日寿司を食べる訳ではないので、日本にやってきた海外の方々も同じようなことを思っていたりするのかも。

 

②パエリアは2人前からしか注文できない

1人旅の場合はこちらの理由の方がキツい。

せっかくパエリアのあるお店を見つけても、メニューに注意書きがされている。

 

*para dos personas

 

日本語にすると「2人前から」という意味。

ちょっと無理すれば2人前くらい食べられそうと思いきや、スペイン基準の1人前は日本の2人前くらいある。

つまり、2人前を頼むと4人前が出てくる訳で、これはさすがに太刀打ちできない。

という訳でパエリアを食べたいのならば、少しアプローチを変える必要がある。

 

マドリードにあるサンミゲル市場やフードコートのような場所だと、出来合いのパエリアを1人前から売ってもらえる。

出来合いと言えどもクオリティは高いので、炊き上がりのタイミングを狙うとベストかも。

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あとはごく僅かながらも1人前でパエリアを出してくれるレストランも存在する。

検索してみるとマドリードバルセロナのお店が何軒か出てくるので、狙いうちで行ってみるのもひとつの手。

実際にネットで見つけたお店では雑炊風のアロース・カルドソに挑戦することができた。

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結果的に7泊のうち5食はできたので、我ながら頑張った方だと思う。

ということで以上、毎日パエリアを食べられなかったことについての釈明でした。